わがこ日記

カッパ(仮名)さんとたぬき(仮名)君であるが。
昨日彼らは双六をしていた。そして上の子カッパさんが怒り出す。
カッパ「もうたぬき君とはゲームせん!だって、たぬき君ズルするけん!」
たぬき「なら、もう僕とはゲームさせん!お父さんとするけん!その代わりゲームはカッパがしまって、やってカッパのゲームやけん!」
カッパ「・・・やだ!」
そしてたぬき君が泣き出し私に訴えかけてくる、だがどうもしない、どうできるというのか、寝たフリだ寝たフリ。
するとたぬき君は、ゲームのコマをカッパさんに投げつけ、ふて寝し、やがて完全に寝てしまう。
キレたもん勝ちというか・・。すごく勝ちにこだわるなー。心配というか、相当呆れるというか、不条理すぎて逆にオモシロイというか。こういう国あるよなーって思ったり。
「もう僕とはゲームさせん」って売り言葉に買い言葉なのかもしれないがスゴイなー完全に他人ごと。「その代わり」の「その」が示すのはたぬき君自身の譲歩でなく、条件闘争の当事者でない私への要求を含んでいるのだが。そしてたしかにカッパさんのゲームではあるがキミはそれを借りて遊んでいたのだろうに・・・。これがつまり、ご都合主義というのだろうか。
カッパさんとゲームをやると本気になっても負けるというか、そういうレベルであるのだが、一方たぬき君は、まだ接待を要求するというか、運任せのゲームであってもこちらが勝つと泣き出すのでどうしようもないのだが、それでも泣いたりキレたりすることで最終的にメンタル的に勝つというか、こちらが勝っても全然嬉しくないという状況に持っていく能力はかなりのものなのだ、もー感心感心。