アンインストールっと

「アンインストール」という曲のおかげで知った、「ぼくらの」というお話を見た。それだけなんだけど。堪え性のない私が最初から最後まで見れたのだから、おもしろかったのだと思う。まあでも聞いてくれ、ひねくれたおっさん的には、すんなり淡白にいきすぎかしら、とおもった。中一の人たちは「戦い」を受け入れるまではいろいろハラハラさせてくれたが、受け入れてしまったあとは、見事に戦い切る。
でも人生の問題は戦いに向き合ってから後、戦っている時にも発生する。戦った後のことは残った人に任せるとしても、戦う過程でもっと色々あって、盛り上げていかなければならないのではテレビ的には、AV的には。世の中戦えばどうにかなるものでもないだろう。相手だって戦っているのだし。相手も戦っているということを知った後、どうにかすることができたなら、2000シドニー五輪アメリカにすんなり負けはしなかったろう。うん関係ないよね。

まあでも、あんまりバットエンドでもつらいし、すんなり淡白具合はちょうどよかったのかな、とも思う。中一って、若いんだしね。世の中なんて絶望し始めたらキリがない。ただもう一度聞いて。どん底に落ちた後、逆転することができるのであれば、かなりのカタルシス?があるよね、すんなりいきすぎると、刺激が足りない、終わった感じがしない。抜き足りない。ただ中一の人たち、戦い切って成仏しました、あとは残った人たちで日常というポルノを戦ってということなのかな。
それから中一の人たちの中に、やけにいい声の子がいて、んー中二病前の子にしては落ち着きありすぎと思っていたのだが、ハルヒの主人公の中の人と同じだった。彼はあの声をして、唯一の存在に選ばれたのに違いない、うらやましい。