ほめことば

私が使っている褒め言葉の中で最上級の表現として、かなり例外的に「変態」と「化けもの」を使うことがある。面と向かってなかなか使える言葉ではないし、私が面と向かって使ってしまった場合には、本来の、そのままの意味で今は理解していただきたい、いや、面と向かって言われてしまった人はその場合、私から宣戦布告または絶交宣言されているに違いないので、いまさら理解してくれなんて私は思ってはいないだろうから、どうでもいいい。褒め言葉として使う場合、それは脳内か、独り言、匿名での発言に限られる、今までは、今は。
変態は主に、男子に向かって使う。褒める意味では、特定の政党や国家には使わない。プレイヤーとしてえろすごい場合に使われる。例えばサッカー選手、日本人で変態と表現された人はまだいない。変態といわれる人たちは、足の裏とかにボールが吸着し、そのまま走ることができる、普通に走るよりも速く。ああ二次元では日本人にもいた。翼君とか。でもこの漫画に出てくる登場人物は、顔に吸着させる機能を持つ石崎君を始め、ほとんど全員変態なので、ちょっと除外しよう。三次元では、2002WCでの、アンデシュスペンソンだったけか、スウェーデンセネガルの試合、彼は××ターン(マルセイユ式ルーレットターンとかいうものであると、なにかに当時書かれていた)といわれる変態技を繰り出し、直後シュートを放った。ボールは右のポストに当たり、右にはじかれた、そんな変態だった。ちょっと周り過ぎたんだろうね、セネガルのプレイヤーが翻弄されつつも、きっちり仕事をしたということかもしれない。この試合の決勝点は、彼の変態プレイ直後のセネガルの誰かが放った、左のポストに当たり、右にはじかれた奴だったと私は記憶している、ろえごいす、HPとMPの削りあいのような試合だった、いつか日本がああいう大舞台であんな試合ができるといいい。最近元気なのかしらアンデシュ君。スェーデンはラーションとかズラダン・イブラヒモビッチとか何だかえろい名前のえろい選手に恵まれていてうらやましい限りだ。さすがノーカットの聖地といわれるだけのことはある。あの大会では日本はそれでも、心血を注いだ上質なポルノといえる、えろい試合を何回かしたと思う。スズキのシュートは、あれは変態クラスだった、でも鈴木君、いいプレイヤーだけど、変態と呼ぶには何か足りない、日本人は一般に、サッカーを極める為には、何か少し足りず、つまり淡白なのかもしれない、淡白な日本人を駆り立てるために、日本のエロは独自の進化をしているのかもしれない、でもそれをサッカーなどに生かせる日は来るのだろうか、ゴールをモザイクにするとか、全員マスクを着用するとか。
化けものは主に、女子に向かって使う。連邦の一部のMSにも。私が一方的に魅了され、石にされたり、ガチガチにされたり、捕食されたりした場合に使う。セイレーンとかメデューサとか女郎蜘蛛のイメージだ。本当に美しい人はもう化けものだ。歌声が美しいとかも、化けもの認定の対象になる。はかり知れない性能に恵まれているように見えるだけで、もうドキドキ早まって、化けもの認定されてしまうので、世界中、化けものにあふれているようだ。例えば、Origaとかサラ・ブライトマンとか。二人とも、feelというオムニバスで知ったのだが、CD音源による認定なので、ライブで聴いたりしたら案外皮が剥がれて、化けものでなくなるかもしれないが、期待以上の化けものであった場合、ビビって失禁するかもしれず、洞徐脈が頻脈になり血管が破れ、体中から汁が噴き出すのかもしれず、なにはなくとも少なくとも寿命が縮まるだろうから、怖くて聞きに行けないのだろう。あまりに軽はずみに、化けもの認定は繰り返されてきたので、中には化けものから人間になれた人もいる、ウタダさんとか。最初の曲は、化けものかっ、という感じがしたのだが、だんだん歌詞が理屈っぽく安定してきたので3rdアルバムまでは買ったが、以降は買っていない。またいつか、魅了してください。