脊椎動物可愛い!

某漫画の影響でまんまと始めた狩猟活動。
苦節三年。今期四年目。
ようやくその時がきた。

お分かりだろうか。
よくわからないが、いつもカモの頭上を越えている気がしていたので水面とカモのすれすれ位を狙って撃ってみたところ、羽づくろいしている首の根に弾が入った。
今期マガモを狙って三回目でようやく中った。距離は30mくらい。
中っても動いているので完全に動かなるまで弾を入れ続けないと逃げられるという、恐れにも似た気持ちで撃ち続けていたが、撃つ度に足元とか池の反対側とかから危険に気づいたカモが飛んで行く。
最近鳥狙いの猟師が減っているのか、経験の少ないカモが増えているのか、カモも平和ボケをするようだ。


ゴムボートを出して近づいてみる。ボートに穴が開いたらどうするんだと。銃を担いで泳げるのか?
浮き輪も持って行くべきだろうか。落水したら膨らむベストを着るべきだろうか。
僕の銃、やたらと長いのでこういう時苦労する。長さだけはシモ・ヘイヘの愛銃と同等だ。
近づいていく途中でもカモが「はいはい逃げますよ〜」と仕方なく飛んで行く。

こいつはもう動かない。

念願の青首様だ。白目をむいているのが怖い。ボートをしまっている最中にもカモが降りてきて、僕に気づいて飛んでいった。
欲張れば三羽くらい獲れたかもしれない。でも一羽さばくのに二時間ほどもかかったので、結果的には良かったか。
バラしたカモを、

とにかく味噌につけて焼いてみる。

マガモのすき焼きだ。
こんなもんか、という味。
コガモのバター焼きのほうがうまかったかもしれない。
鶏レバーに近い味。
砂肝はでかくて食いでがあってうまい。