ちょっと前、人の車に乗ると、ラジオがついていて、ＮＨＫのが流れていた。甲子園の熱戦というやつが流れていた。なんでこんな暑いときにいつもやるんかね、肌も服も真っ黒にしながら、といつも思うのだが、サウナでの根比べみたいなものなのだろう。あと、どうして球児たちは、帽子をカクカクに折り曲げて盛り上げているのだろう。
その時、もう今は、負けてしまった、「ピエール」と「ケンギショウ」の根比べが行われていたのだが、その合間に、「ケンギショウ」を応援しているという、ファックスだかが読み上げられていた。曰く「ケンギショウを応援している15歳の女子であります、いつもお疲れ様どえーす、一回戦は甲子園へ応援に行きましたあ、でもう今回は観戦もテレビで見ることもできません、受験生なのどえす、でも応援しています、フォースがともにあらんことを、また皆さんの『キズナ』を見せてくださーい」てな感じだった。まあなんていうんだろ、フォースとは言わなかったけどキズナとははっきり言った、私の記憶上の文章では伝わりにくいと思いますが、「キズナ」だけが違和感があった。わざわざキズナと言わんでも、と思うような文脈に現れたのだから、わざわざキズナと言ったのには、何か意味があるに違いなく、彼女がひいきにしている選手が、ひいきにしているアーチストが、ひいきにしている言葉で、きっとそんなタイトルの曲があるのだろう、だから彼女にしてみれば「おんなじアーチストが好きだなんてなんてファンタステックなの？！私とあなたの間にある絆をこの際大事にして、ついでに私をひいきして！！！！。」的な求愛行為なはずで、そう決めつけて私は、そんなもん公共放送の電波に乗せさすんじゃない！はしたない！！と一人暑く憤慨してみた。
画像は本文とは関係がありませんが、国旗を使ってわざわざしんせいな党旗をつくるという、意味ありげなパフォウマンスらしいです。
