ウチには私所有のぬいぐるみが何体かあるのだが、それらは私の式神となって、子供たち、すなわちカッパしゃんとたぬきくんの相手を務め、身代わりにDVされているのです。
そんなぬいぐるみ達ですが、ワニタイプが今は二ついて、一つは私が高校生の頃からの付き合いで、去年私のおかあしゃまが買ってくだすったため、二つとなり、と同時に子供たちは、二つのワニタイプを区別するためか、命名したのでした。古株がワニーニ、新顔がルンタだそうです。私はその名前が、そのセンスがすごく気に入ったので、私もそう呼ぶことにしました。
さてそうすること1年、ワニーニもルンタもどうやらオスであることに寂しさを覚えたのか知りませんが、もう一つ仲間が増えることになったのでした。それは緑色をした、かつてミスドでもらった、油のにおいの染み付いた、とてもワニには見えない、枕なのでした。命名、ワニカ。まず、メスなんだそうです。だから〜カ。昭和第二次量産型でしたら、ワニ子でありましょうが、さすが平成二十一世紀製、+カで女子となす、だそうです。しかもちょっと疑問形なのも無理もない、だってホントは私のうたたね枕なのですから。私が遊び疲れてすぐ寝てしまうのを防ごうという、いじましさも垣間見えるようであります。
