自転車というイベント

自転車か。私の子供たちは小さくて、手もブレーキを握り込むことができそうになかったので、今まで自転車に乗るというイベントを先延ばしして来たのです。まあでも長男の方がそれでも、自転車売場で確認するとギリギリ握れるようになってきたようなので、ソロソロかなと思いつつ、実は一年以上過ぎてしまったのです。それがこの前、7月だったけなあ、私の会社の人が、軽トラにボロい幼児用自転車を乗せて、ウロウロしているのを見かけて、それ捨てるならくれと言うわけで、手に入れたのでした。それで私の計画的には、夏休みの宿題として、長男自転車トライを考えていたのですが、それももう終わってしまいました。と言うわけで、っと今は懐かしい、ビートたけしのCMあけのしゃべりだしみたいに、トイウワケデと書いてみたのですが、ともかく残暑が厳しくもぬるくもない中、幼児用自転車のレストアに向かうことにしたのです。といってもメニューは、割れているカゴを外す、色を男っぽく塗り替える、タイヤに空気を入れる、くらいしか無かったのですが。まずカゴを頑固に取り付けているネジが酷く錆びていて、どうにも取れずグラインダで削り飛ばすなどという大げさなスタート。張り付いているシールが剥がし剤を使っても綺麗にとれずサビと一緒に、またグラインダで取り払う。グラインダって使えるなー。最初は危ないだけで不器用な道具というイメージしか無かったが、使っているうちに馴染んで、最近では木彫もこなす憎いヤツに。色を塗ろうとタイヤを外しにかかるものの、チェーンカバーが邪魔をして外れない。べダルを外そうとしても、コッタレス抜きの径が一回り大きくて合わない。アマゾンでコッタレス抜きを見ても、径のことなど書いてなく、よく分からなく買えないので、飛び込みで自転車さんに聞いてみると、径が合わないのは外国製の使い捨て自転車にはよくあることだそうで。そうですか、台湾製みたいだからな。台湾だったらまあ許そう、という訳で分解も中途半端に塗装に進むことにしました。私のバイクとお揃いで、全体的に黒で、チェーンカバーは山吹という考えだったのですが、黒一色になった段階で、ちょっと渋すぎるかなと、フィンランド空軍の黒白緑迷彩にしてみようと塗り始めましたがこれが、らしく、ならない。使っている緑がイワイル真緑で、オリーブっぽい色で無いのと、黒白緑迷彩は、白地に黒と緑で迷彩入れているからなのかな、知らんけど。という訳で微妙に方針を変えて、ゴーヤーの葉っぱ迷彩フィンランド軍風流行りのスカルを添えて、と言うかんじになりました。肉じゃが作っていて、トマト味カレーできちゃったみたいな。スカルはフィンランド空軍のマーキングでこんなんありましたので。あとなんでしょう、青ハカリスクハカリスティも考えたんですけど、理解の足らない大人たちのせいでと政治問題化してしまう、ボクのカワイイィ子供たちのファーストバイクが、と言うわけで。さて子供たちは気に入ってくれるのか、そしてちゃんと乗れるようになるのだろうか、南無三。


もらった自転車。ピンク。赤とかならいいのに。

塗り替え完了。スカルはカバーにあるよ。