どよううしのひのつぎのひ

まー今の時期、暑くって、こうイライラと前後不覚になるのか、ウナギとか、いたいけなウナギとか、虐殺してるじゃない、日本人。こんだけ蒸し暑いんだから、割いて串刺しの刑、そして蒸して焼いてやれって、やっちゃうじゃない。おいしいよね、あれ。遅ればせながら、昨日大家さんから、いただいた一匹のウナギを今日、一家四人で寄ってたかって、食べていたのだが、おいしいよね。そうそう同じく昨日、ウナギと共に、活サザエをもらった。これがすっごい生きていた。どうしようかこれ。失敗するかもしれない調理をする決心をするか、サザエを飼育する決心をするか、決めかねていたが、サザエさんを横目で見ながら、ていうかここペット禁止じゃない、泣く泣くサザエさん一家を、酒醤油攻めの上、蒸し焼きの刑に処すことにした。そして、焦げた醤油の香りの立ち込める中、焦げてるわよという妻のつめたい歓声の中、思いおこしてみれば、私が今まで見た中で、大きさ1位から4位の立派なサザエさんたちであった。今や堅く、ぐったりとしたサザエさんたちの中身をブリブリっと取り出して、そのスプラッタムービーの内臓的な光景にめまいを覚えながら、せめて内臓感と磯臭さ(あと何、罪深さとか)を減らそうと、ざく切りにして、妻にしょうが醤油で煮てもらった、そんな調理物があったので、それも今日初めて食べた。刺身でいけるくらいの、活きのいい生きたサザエさんだったので、このような調理法、もったいなかった、とも思うのだが、生きているのを捌くのは、理科の実験を思い出すので、なんだができなかったのだ。
妻は、内臓的なものと磯の香り的なものが苦手なので、サザエさんを食べるなんてとんでもないという感じで、箸をつけようとはぜず、私と子供たちで食べることになった。うん意外とおいしい。砂袋という正体不明の部位がどこかにあったらしく、そこを食べると砂が入っている以外は。蓋近くの筋肉質の部分はほろ苦くタコの足的もしくはアワビ的、ブリブリっと出てきた、とぐろを巻いた部分はレバー的な食感だった。成功だったのかなこの調理。
んん、おらなんだかムラムラしてきたぞー。