毒餃子

昔、餃子をドカ食いしたくなり、業務用スーパーで40個入りくらいの冷凍餃子を一袋、買ってきて食べたことがあるが、なんだか餃子の餡がばさばさしていて、妙に味が濃くて、肉の味が希薄で、すごくまずかった。わが家ではまずい言いながらも粘り強く全部食べたのだが、その後半島起源の生ゴミ餃子が話題になり、「ああ、あれがその餃子だったのだ」と妙に合点がいった。その後は、その手の素性の怪しい餃子は、安全か衛生的かどうかよりなにより不味いので買っていなかった。生ゴミ餃子などで無事だったので、案外人間は丈夫なものだ、という感覚を持っていたのだか、さすがに今度の毒餃子にあたっていたら無事ではすまなかったろうと思うと、ますますその手の素性の怪しそうな食品に手が伸びることはなさそうだが、売れないとなると産地名を偽装する業者はますます増えてくるはずなので、素性の怪しそうな食品の範囲は、わが家の場合菓子等含めた加工品全般に広がることは間違いない。自分で芋でも蒸かして食っとくか。

中国という国だが、事の重大さをわかっているのか、わかろうとしないのか、どうしようもないのか、とにかくよくわからないが、その反応を伝え聞く限りでは、一党独裁国家丸出しで、もはやおもしろい。ほっといたら、日本の業者は買ってくれるかもしれないが、日本人の消費者はまず中国産と書いてあったら買わないだろう、ということを上から下まで誰か理解しているのだろうか。日本は自給率が低いので、買わざるを得ないとたかをくくっているのだろうか。

日本は潜在的自給率はおそらく高いはずだ。食品の消費量は、今は無駄に買って捨てている食品が多いだけで、アメリカ人ほどたくさん食べないので減らすことができる。粗食ですから和食は。暇にしている建設業の皆さんも、これから暇になるサービス産業の皆さんも、そのほとんどの日本人は昔は百姓だったので、潜在的な適正はサッカーやるより百姓向きになっているはず。じゃんじゃんつぶれたパチンコ屋の駐車場を田畑にしてもらいましょう。何が侍ブルーだ。

このまま中国にある「毒」の問題を放置したら、放置するんでしょうけど、オリンピック後中国にはじゃんじゃん腐海が発生し、じゃかじゃかニュータイプが生まれますので物語としては盛り上がる一方ですね。今生きている人一人一人の幸福にはまったく寄与できないのかもしれないが、人類の更なる進化の可能性を考えた場合、中国という国の、人類全体の幸福に対する貢献度はもしかしたらものすごいものがあるのかもしれません。さすが社会全体主義。人類全体に対する幸福なんて、人一人の立場からしたらごめんですけど。