うなぎの呪い

さて、やっぱりウナギは蒲焼だろうと、タレ作りのため、いつもの安売りスーパーに料理酒を買いに行く。そこでは178円/Lとあり、あまり安くないような気がするので、妻に電話をかけ聞いてみると、某薬局とかで150円くらいであったと思う、とのこと。そして蒲焼のタレなら家にあるよ〜とのこと。焼くだけだったら焼いてやらんこともないと。だったらまあ不味かったら皆に申し訳ないけど、家で焼いてもらうとするか。そして家に白焼きにした奴を届ける。

そう言えば俺仕事中だったな。

さて家に帰ると、子供たちが「うなぎうまかったよー」と報告してくる。早速蒲焼にしてうな丼にしてくれたようだ。妻曰く「結構あっさりしていたっぽい」。そうよね、君はシツコイのが嫌いだったよね。蒲焼そしてうな丼になった、うな蔵とうな志のパーツ。写真はそれほど旨そうにみえませんが、肉眼では旨そうにみえたさ。うん、うまいうまいうまい。山椒とあうあう。ウナギと山椒って合うね、コラボとかマリアージュとか言う奴だね。ウナギの持つ川魚的な臭いがそれ単独では臭みになってしまうところを、山椒の強い芳香がそれを包み、フレグランス、フレーバー、つまり風味に昇華しているッ、麦茶の香ばしさを増すためにインスタントコーヒーを入れる的な知恵を感じるッ、別々に進化してきたウナギと山椒がこんなに噛み合うなんてッ。

まあ感謝ですよ、この味わいを与えてくれたバックグラウンドに、日本の風土に。先人の知恵に。

まあそんなんだけど、最近そうめんとかスパゲッティを見ると、ウナギとかミミズを思い出してなんか、微妙に美味しくないんだよなー。