さっきまで夏至だった

なんだかさびしい、夏が始まる前に終わってしまった気分。
アイスコーヒー飲んで、氷を残した職場のマグカップに、次の日、3センチ余りの、すばしこい茶色い奴が、仰向けで浮かんでいた。バカンスインザマグ。氷がとけたその水は、コーヒーの色なのか、奴の出汁なのか、うっすら茶色くなっていた。コーヒー飲むたびに、彼の最後の夏を思い出しそうだ。うっ。