甲冑(少)女属性

甲冑(少)女と言えば、古くは巴御前。私が知ったのは多分伝記アニメを扱っていた、なんかしらの番組だろう。まんがはじめて物語なのか?、確認できない。小学校低学年の頃、そこで巴御前が出てきて、つえーカッコええーと思い、きっと何か大きいものを(多分猪を)投げるような、そういうシーンがあったのだろう、家にあったクッションマットを持ち上げて投げ散らかして遊んでいた覚えがある。
その次に知ったのは小学校高学年、定番、ジャンヌ・ダルク。図書室にあった伝記マンガで知ったんじゃないかな。オルレアンの包囲を突破した後の、使い捨てそして焼却のような、なんでぇーという大人な展開にびっくりしたことだろう、よく覚えていない。
その次は中二の7月25日金曜日、テレビで放映された(たぶん二回目のテレビ放映)、風の谷のナウシカさんをストーカーするうちに、マンガ版に出てきた、毒蛇の園のクシャナさん。三巻でドルクの包囲(地名を覚えていない)を突破する、白い魔女っ子ぶりに、惚れ惚れしたし(抜いたなあ、ここのナウシカでも)、原作者M崎さんのもつ、一番の才能、すなわち、血沸き肉踊る戦闘シーン(少女)描写の才能が発揮されたように思うところでもあった。この三巻の仕事だけでも、成仏してもらっても構わない。M崎さんが何らかの理由で、あまり描きたくないと思うところに、彼の才能の最たるものを感じるのは皮肉ではあるね。この三巻には、彼の持つ、殆ど全ての力がそそぎこまれていると思うので、若い人にはこの三巻だけ読んで、感心するのはいいとして、自分の力の限界を感じて絶望することの無きよう、お願いしたい。いやな奴なのよ、彼は。すごいの描いといて、ワザとくさすのね、血沸き肉踊るだけでは最低だとか言って。ポルノなめんな。数学界のガウスのような奴なのよ、知らんけど。M崎さんを超える、思想にとらわれない、血沸き肉踊るシーンの権化が、日本アニメ界に現れるのを切望するよ。
その次は、ベルゼルクの男勝りの千人隊長・・じゃなくてグリフィス、この人男だった?みたいなんだけど。戦団指揮する時の定石破りな所、にかつてのクシャナを見たね。
その次は、多分、Diabloというゲームのローグかな。ローグ以外でプレイする気が起きなかった。このゲームの暗い落ち着いた雰囲気と、氏ぬる時の声がよかった。
その次は・・ということで、最近Fateとかいう、アニメを見たのだが、そこに出てくるヒロイン、セイバーことアルトリアが、がっつり私の心をとらえてしばらく眠れないうちに、昔の恋煩いを思い出したので、それを書き留めておこうと思ったのだが、やっぱ甲冑少女いいわ。このアルトリア、普段着はクラリスで、戦闘はクシャナ、思い出は・・という、それはもう、いやな奴なんだけど。Fateというアニメの出来自体はまあ置いといて、それでも後半、主人公が自分の力に目覚めた後は、面白かったかな。最終話でグうンと切なくさせてくれたし。久しぶりに、いいRPGのプレイ後のような感覚を覚えた。
えー今日のまとめをすると、ジャンルを問わず、いいシナリオと、いきのいい戦う甲冑(少)(女)、そして幾らかの切なさを待ってます、ということなのかな。